2017年09月05日 17:57  カテゴリ:お米のこと

持ち込み精米について






まいど!

稔り始めたバケツ稲の黒米を

一粒脱穀してみたら、これがまたビミョ~に旨そうだったので

口に入れて噛み潰してみたら

その味わいに思わずカメムシになりそうになった

米屋の二代目でございます。


有機無農薬でも、稲は稲なりに自己防衛しているんですね。

〇ソまずい!

人間も熟してからが良い味出すってもんです。

はい。



さてさて。

早場米の産地から徐々に平場の早生品種の収穫が移って来て

この時期に増えるのが「賃搗き」

農家さんが新米を入れる場所を作るために

今まで保管していたお米を民間に払い下げ(笑)

玄米で保管しているので、買ったり頂いたりした方

(大概日頃お付き合いの無い方ですね)が

「精米してください」

と来店されます。

日頃お付き合いのあるお客様でしたらお時間を頂いて仕上げるのですが、

初見の方は原則お断りして、コイン精米機へ行って頂いています。

「冷てえなあ!」

そうです、冷たいです。

それには訳があります。





出荷元の品位基準にもよりますが

一般的な30Kgの玄米袋で流通しているお米

玄米の中には異物が多少含まれています。

米屋は仕入れて精米して売っているだけではないんです。

異物の多くは小石であったり、中には





金属片であったり。

これ、この状態で一般の方が買われたらどうですか?

米屋でも除去機器通してから玄米を店頭に並べています。

仕入れて封開けて並べてあるんじゃないんです。



若かりし頃・・・。

これらをそのまま精米機に投入し

精米機の網を破いてしまったことがあります。

数百円の手間賃に数千円×2枚の出費。

おまけに、引き取りに見えた時

「これを精米した時に出た糠を出して」

「色彩選別機で除去したお米もください」
(一番上の写真)




二度選別掛けてシラタ(白濁したお米)も抜いたのでそれもお渡し致しました。


ほぼ一人で作業しているので、他の仕事が出来ず

以降はお断りしています。


大人になってからの勉強はなかなか高額なのであります。
  


Posted by 配達する米屋 六名米穀店

2017年08月22日 18:00  カテゴリ:お米のこと

在り続けるを考える




まいど!

ダンボール箱を抱えて階段を下りていて

もう一段あると思ったら無くて

吉本新喜劇のように上手にコケル事が出来た

見習い芸人

もとい!

米屋の二代目でございます。


あれ怖いですね。

一瞬無重力を感じます(笑)

上りのパターンも怖いっす。


今日、岡崎駅に行く用事がありまして

階段を下りて見上げた空に立派なオカザえもん!

ちゃうわ!

立派な入道雲が沸き上がっていました。

久しぶりにこんなに大きな入道雲を見ました。

夕立が来ますかね?






さて、夏休みも終盤ですね。

今日は当店では珍しく、お店の前に入店待ちの車列が出来まして。

言っても3台ですけど(笑)

小さな店なので、親子3代でご来店くださると満員御礼。

それでもお待ちくださるお気持ちが嬉しいのです。


親子3代のお客様。

お孫さんを連れて英国から帰省されていて

「明日戻るからお米を持って行きたくて」

と5Kgで2種類お買い上げ下さいました。

一つは「山形猪野ファームの夢ごこち」

一つは「佐賀白石の新米コシヒカリ」

お母様も新米コシヒカリをお持ち帰りに。



小学生の男の子に店頭精米機で

玄米から白米になる様子をみてもらい

糠からぬか漬け作れることを話すと

「発酵食品は体に良いんだよね?
発酵は菌が・・・」

すごいな!

エゲレスではどんな教育受けているんだろう?

ってとても気になりました。

興味を持たせた教育しないと

こんなに咄嗟に出て来ませんよね。

タマネギ1個サービスしちゃいました。


次のお客様は親子2代。

「お母さんはここのお米を食べて大きくなったんだよ。」

小さな女の子に話しかけています。

「お米はお米屋さん。野菜は八百屋さんで買うんだよね。」

って。

自営業を続けていくのはとても難しい時代だけど

当店とちゃんと向き合ってご来店くださるお客様のためにも

もうしばらく頑張らなきゃな!って思います。



これから秋に向けて新米が続々入荷して来ます。

お米屋さんも何かと細々した作業が増えていきます。
  


Posted by 配達する米屋 六名米穀店

2017年06月14日 10:10  カテゴリ:お米のことカテゴリ:禾穀(雑穀)

【茅の輪くぐり】って知ってます?



(写真はギフト用パッケージです。包装代が別途必要になります)

まいど!

春から夏に向かう季節の中で

低温倉庫の行き来で早くもクーラー病にかかり始めている
米屋の二代目でございます。

ぼやぼやしている間に今年も六月

来週は夏至!って時期になっています。

時間に流されているつもりはないのですが

一つ一つの難関に立ち向かっていると

一日があっという間で

ひと月があっという間で

・・・完全に漂流してますやん笑顔汗


さて、来週が夏至という事は

月末は「夏越しの祓」です。

なんじゃそりゃ?って人も多いんじゃないかな?

新年の初詣以降、神社に参拝しな人も多いですからね。

夏越しの祓(なごしのはらえ)

「その年の上半期(1月~6月)の罪穢れを祓い清め、清々しくたちかえることを願う
古来から続く神事です。」
(伊賀八幡宮HPより)

毎年1年の半分を過ぎた6月30日に行われています。

(1年の罪穢れを祓い清めるのが「年越しの大祓」です)


神社に行くと「茅の輪(ちのわ)」という

茅の葉で作られた大きな輪が置かれています。

茅の輪をくぐり、夏の諸災難を防ぎ除いて、無病息災を願う神事です。
夏病み暑気祓いの、極めて伝統的な習俗です。
(伊賀八幡宮HPより)

全国で行われている習俗ですね。

茅の輪のくぐり方にも作法がありますので

説明書きを読んでからくぐってくださいね。



米屋の業界でも

「夏越しのごはん」を提案しています。

提案しているお米の種類はお米屋さんによって違います。

それぞれのお米屋さんの個性が出るので面白いです。

当店は長野県中野市産の「風さやか」をお勧めしています。




飽きの来ない、個人的にも大好きなお米です。

このお米に雑穀を混ぜ

「医食同源」の言葉通り

1年の後半を心身共に健やかに過ごせるように

食から元気にしていこう!という提案です。


数年前から始めましたが

これを機に雑穀に興味を持たれるお客様も増えました。

美味しくないと続きませんからね。

自分に合った雑穀を探してみてください。






= 岡崎市内で行われている夏越しの祓 =

伊賀八幡宮

六所神社

能見神明宮

上地八幡宮

岩津天神

御朱印帳をお忘れなくウィンク

  


Posted by 配達する米屋 六名米穀店

2017年04月20日 16:47  カテゴリ:お米のこと

走り出したら誰にも止められない!





まいど!

加藤茶のくしゃみの真似をしていたら

お客様の前でも

お取引先様の前でも

容赦なく

「エッギシン!」

と、くしゃみをしてしまうようになった

米屋の二代目でございます。


困ったもんだ。です。






さて!

当店の愛知県産米4種は全て

「小久井農場」さんで育てられたお米を使用しています。

今日「あいちのかおり」というお米の引き取りに伺った時

育苗ハウスの中の苗を見せて頂いて来ました。

毎年この時期の楽しみなんです。

動物だけじゃなく

命の芽生えた植物もめっさ可愛いです。





発芽したばかりの「ミネアサヒ」と

すくすく育っている「コシヒカリ」





2300枚の板に7回播種するのだとか。




どんな仕事も

「覚悟」

が要りますよね。



発芽させてしまったら休むことはできない。

前へ!

Go ahead and jump!


すぐに暑い夏がやってきます。
  


Posted by 配達する米屋 六名米穀店

2016年10月13日 15:39  カテゴリ:お米のこと

青森県の新品種「あさゆき」





まいど!

新米前線の北上とともに

毎日新米の試食に追われ

ニッコニコの米屋の二代目でございますハートウィンク



さて、写真のごはんは、青森県から誕生した新品種

「あさゆき」

と言います。

名は体を表すと言いますが、イメージしやすいネーミングだなって思います。

朝日の差し込んだ新雪のように

キラキラと【真っ白】で

新雪のように【ふんわりとした食感】

甘みもあってのど越しも良い。

昨年デビューした「青天の霹靂」は

白米(精米された状態)でしか入荷しなかったので

玄米食や分搗きのお客様は口にできませんでした。

(「青天の霹靂」に対しては、今年の2月の

『全国お米マイスター会議in東京』

の会議の場で

産地の方に玄米食・分搗きのお客様のニーズから

玄米流通を懇願したのですが、力及ばず。

却下されてから、あまり良い印象がないんですベー

今回入荷した「あさゆき」は玄米で入荷しています。



先週の土曜日に「満点☆青空レストラン」で紹介されたお米で

農薬、化学肥料(窒素成分)ともに青森県慣行栽培の5割削減した

特別栽培米です。

作付け量も少ないので、今回もすでに残り3袋になっています。

「一度食べてみたい!」と思われる方はお早めにご連絡ください。


【28年産新米の入荷状況|10月13日現在】

北海道産 特別栽培米 ゆめぴりか

青森県産 特別栽培米 あさゆき(残りわずか)

秋田県産 慣行栽培米 あきたこまち

宮城県産 慣行栽培米 ひとめぼれ

山形県産 慣行栽培米 はえぬき

山形県産 無農薬    つや姫

新潟魚沼(十日町)産  コシヒカリ

 同 上   特別栽培米 コシヒカリ

新潟岩船産 慣行栽培米 コシヒカリ

 同 上   慣行栽培米 ゆきん子舞

福島会津産 慣行栽培米 ミルキークイーン
 
富山県産 慣行栽培米 コシヒカリ

愛知岡崎産 小久井農場 コシヒカリ

   同 上         ミネアサヒ
 
   同 上         ミルキークイーン

三重県産 慣行栽培米 コシヒカリ

島根飯南町 特別栽培米 コシヒカリ

佐賀伊万里産 特別栽培米 夢しずく

佐賀白石 特別栽培米 コシヒカリ

来週には佐渡コシヒカリ、隠岐藻塩米コシヒカリが入荷予定です。

おたのしみにウィンク
  


Posted by 配達する米屋 六名米穀店

2016年09月17日 17:11  カテゴリ:お米のこと

魚沼産のもち米入荷





まいど!

ご無沙汰致しておりました。私は元気です!

産地視察を終えて

やりたい事と、出来る事との整理に時間が掛かりました。

不器用にも程がある!米屋の二代目でございます。


前回の投稿が遠い昔のように

今ではすっかり稲刈りシーズンのど真ん中!

今年は東海地域のお米は順調に生育をしているようでして

概ね一等品位のお米が多いようです。


さて、来週の月曜日

敬老の日は、お彼岸の入りですね。

おはぎを作る段階になってから、今年は新しいもち米を取り寄せてみました。

新潟十日町と言えば『魚沼地区』

その魚沼産の『こがねもち』というもち米が入荷しています。

この数年、お客様から

「玄米餅を作りたいのだけれど」

と、ご来店の際に言われる事があり

その度にちょっと引っ掛かっていた気持ちを

今年は思い切って

「減農薬・減化学肥料」

いわゆる特別栽培米のもち米を仕入れてみました。

お客様の「多少高くてもいいのよ。」のお言葉に甘え

多少の「多」を選択致しました(笑)




JGAP認証農場の「千手」さんのお米です。

数量限定のため、お値打ち価格にて販売させて頂きます。

一般的には逆ですよね?(笑)


お餅だけではなく、おこわにお使い頂いてもよろしいかと思います。

是非ご感想をお寄せください。

ご好評であれば、多少追加で発注しておきます。
  


Posted by 配達する米屋 六名米穀店

2016年06月25日 18:38  カテゴリ:お米のこと

堆肥もいろいろ。





山に降る

天梅雨(あまつゆ)はこぶ

矢矧川




まいど!

降り始めるとよく降りますね。

湿気と冷暖の格差社会で体力消耗の激しい

米屋の二代目でございます。






さて。

先日入荷した「福島県産 天のつぶ」

に【B】と【P】の印が入っていました。






これは使われている有機肥料の違いの印です。

【B】はBAT=蝙蝠の堆肥

【P】は海鳥の糞の堆肥しるしです。

「バットグアノ」というキーワードで検索すると

それが大変高価な肥料であることが分かります。

12日カトウファームさんにお邪魔したときも

そのあたりをサラッと説明されたので

福島ってそんなに蝙蝠が多いのか?と、

配送会社の社長さんにも聞いてしまったほどです。


それぞれ海のミネラルを含んだ堆肥なんです。

お米に甘みを加える効果が期待できるんです。

食べ比べ、してみなきゃね(^^)






自分の食べたもので体はできている!

とは、よく耳にする言葉ですが

お米も、お米が吸収したもので出来ています。

全国の各産地で、工夫を凝らした稲作をしています。


これから、全国から新しい銘柄も出てきますのでご期待ください。
  


Posted by 配達する米屋 六名米穀店

2016年06月21日 15:32  カテゴリ:お米のこと

炒り玄米入りごはん!





まいど!

髪の毛をカットすると

回りが微笑み返してくれる

米屋の二代目でございます。


どんぐり坊やなんだってさ。

「ながさわくんみたい」

って、おれは長澤君だし。

漫画『ちびまる子ちゃん』に出てくる

「永沢君」と言いたいのは分かります。

清水出身だし。

でも、違います。

小学生の頃

妹をおぶって歩き回っていたけど

違います。

頭の先が尖っていますが

違います。

藤木という友達はいません。




もう



いいですか?




って訳で、産地視察での朝食で出されたご飯。

ちょいと気になったので作ってみました。

炒り玄米です。


「無農薬の玄米使っているんだよ」

とのことだったので

猪野さんの【夢ごこち】を使ってみました。


中火で10分

弱火に落として5分くらいで出来上がり。






ハゼますが、そんなに景気よく

パン!パン!爆ぜる訳ではありません。


時々、控えめに


パン!


・・・パン!


程度です。

炒り終わったら新聞紙に広げて粗熱を取ります。

粗熱が取れたら瓶などに詰め替えて常温保存。

チャックの付いた袋で構わないですね。


で、白米に1割程度混ぜて炊いてみます。

玄米茶と同じように

玄米の香りがします。


白米に玄米を混ぜて炊かれるお客様も増えて来ましたが、

時々アレンジを加えてご飯生活を楽しんでみるのも

良いですよね。




  


Posted by 配達する米屋 六名米穀店

2016年06月16日 20:30  カテゴリ:お米のこと

男の産地視察シリーズ =福島の家族~エピローグ=








まいど!

1日の時間の流れを異常に早く感じている

米屋の二代目でございます。

おっかしいなあ。

朝の起床は若い頃より早くなっているのですが。

1日が@いう間に過ぎ去っていきます。


産地視察の2日目。

目が覚めてみると午前4時半。

就寝が2時過ぎていたから2時間強ですか。

二度寝しようにもカーテンのない部屋の窓際

まぶしくてしゃあない(笑)

別のベッドではドライバーをしてくれている板垣さんが

就寝中なので、そーっと階下へ降りて行き

カメラを片手に朝の散策に出かけました。

(猪野さんはすでに居ません)





無風。

後で聞くと、いつも朝は無風なのだそうです。

奥に見えている山を地元の人は

「宝の山」と呼んでいます。

何故なのかはここでは伏せておきます。


田んぼって「顔」があるんですね。

全然気が付かなかった。

個性があって、水の入り方、出方にも違いがあって。

「同じ生産者でも、田んぼが違えば米も違う。」

とはよく耳にすることですが

そんなことを肌で感じます。

無音の世界に微かな空気の揺らぎを感じて

歩みを先に進めて行くと





パ~!出た!

1頭の鹿でした。

最近は岡崎でも(一部の地域では)珍しくなくなってきましたが

人間を怖がらないんですね。

5mくらいまでは庭にも入り込んでくるらしいです。

「何もしないって分かっているから」

聞き流したけど、追い払ったりしないんですね。


しばらく歩いてから戻って朝食。

地元の元娘さんたちが地元食材で用意してくださいました。

画はありません。

頂いた飲み物は

オリンピック強化選手に提供される

お米から出来ているもので

飲み終わってから、私と板垣さんでポッカポカ。

暑い!暑い!を連発しながら最終目的地の

福島カトウファームへ移動を開始しました。

(残念ながら別れの涙はありません。)

移動中も興奮していた板垣さん

「すげぇ~っす!俺もあんな50歳になりたい!」

猪野さん49歳なんだけどね。

まあ、猪野さん本人が50歳って言ってるからいいんだけど。



福島県

いろんな思いが交差している県。

日本の中で1番変化していっていると感じる県かもしれません。

いろんな思いは一端他所に置いて。

カーナビだけが頼りの珍道中。

別に珍道中じゃないけど。

私、自分が運転するときは

本当に、呼吸を忘れるくらい・・・

無口なんです(笑)

移動中も板垣さんとはいろんなこと話しました。

音楽CD掛ける訳でもなく。

助手席で大いびきで寝る訳でもなく。

何を話したか忘れたくらい話しました。

(それじゃダメじゃん!春風亭昇太か!)


そして


ほぼ果樹園

そんな福島市の中に所々に存在する田んぼ。

「中通り」と呼ばれている地域。



小さい。

しかも点在。

市内だからなのだろうか?


「こりゃ大変だよ。田植え終わってないはずだわ。」

板垣さんの第一印象。


確かに昨日まで見てきた田んぼと比べると

非効率的なつくりに感じられます。

ただ、見た目だけで判断したり、思い込みで判断したりって、後から

「なるほど~」

の前フリだけにしかならなかったりする場合の方が多いので

そこは感じただけで

「なるほど~」を楽しみにしながら

カトーファームさんに到着しました。



若い生産者さんです。

東京のマイスター会議でお会いして

たくさん、いろんなお話を伺った方です。

末娘の通称Pちゃんとお出迎えしてくれました。





抱っこしている奥様の後ろに

隠れるように・・・

隠しようのないくまモン的な存在感を醸し出しているのが

ご主人の晃司さん。



この笑顔・・・。

まさに天のつぶ。



カトウファームさんでは

当店で扱っている

【天のつぶ】

という、福島県が長い年月をかけて作り上げた

県オリジナル品種を作っています。



そして、ここでも・・・。





熱い農業談義!(笑)

「学ぶ」事に関しては

同業種、異業種全く関係ありませんね。

真剣さはガチンコです。


農業って【地域】との繋がりが何より大事でもあり

何より難しい世界です。

地域連携なくして農業はあり得ないんです。

最たるものが水です。

それだけじゃないけど。


様々な問題点を抱えながら、

抱えて合っている者同士だからこそ

同業の絆も強い業界なのだと感じます。


そして、ここまでオープンに話し合っておられるのは

普段着で人と接する板垣さんの人徳なんだと思います。

初対面から垣根を作らないで

自分の持っている物(考え方を含め)

すべてぶつけて行きます。

それは加藤さんも猪野さんもおなじ。

とても丁寧で、人の意見を1度咀嚼してから自分の意見を言うひと。



そんな若い世代を見ていて

とても羨ましく思います。




3か所目の田んぼに手を突っ込み

ハウスや機器材を見せて頂き

精米施設、倉庫も低温化されていて

押さえるところは全て押さえてありました。





見上げる空も

水田に映る空も

みんな繋がっている。


風に吹かれて歩いている心に

小田和正の「ダイジョウブ」が流れていました。



永遠の18歳も頑張らなきゃ!







お昼を一緒に食べて(私ひとりアルコールを召し上がりましたとさ(^^))

板垣さんには福島駅まで送って頂き

今回の産地視察は終了しました。

オープンにはできない内容を

アナログ日記帳に書き込んで

一歩一歩足跡を残しながら

また明日からの肥やしにします。




【 あとがき 】

二日目の後半になると

板垣さんの元気がなくなってきて。

この時期、米農家さんが二日

自分の田んぼを空けるって

余程の事なんだと

いくら鈍感な私でも分かります。

早く帰りたいんだろうな。



「いいっすよ!自分も勉強したいから」


そんな彼の笑顔に甘えきって勉強させてもらった2日間でした。

ありがとう。

これからもよろしくお願い致します。
  


Posted by 配達する米屋 六名米穀店

2016年06月16日 17:03  カテゴリ:お米のこと

男の産地視察シリーズ =山形高畠町の男=





まいど!

靴下は左足から履くと決めている

米屋の二代目でございます。


取り立ててジンクスとかじゃないんですけどね。

玄関を左足から出ると調子良いんで

靴履くのも、敷居を跨ぐのも左足からにしていたら

なんとなく。

ただなんとなくを続けていると

たまに右足からにしてみると

結構気持ち悪くなります。

はい。




さて、新潟村上市における

サミット先進2男会談が終わり

村上名物の蕎麦を食べ

(新潟まで来て蕎麦もないけど。と謙遜しながらも

「そばや」という蕎麦屋へ連れて行ってもらいました)

海でゼロ点出しをしていると

宿泊地になっている山形県東置賜郡高畠町の農家さん

猪野ファームの猪野さんからLINEで

「いまどこですかぁ~」

「15時にお待ちしていま~す。」

って、今13時半!

「ちょっと遅れま~す」

 この時は、山形県民があんなにせっかちだとは思いませんでした(笑)


移動中の社内でも

「山形スピードっていうのがあるんですよ」

後続の車がすごい速さで私たちを追い越していきます。



「高畠町のファミマ」

というローカルアバウトな場所を目的地として走り始め

予定時刻を【少々】過ぎて無事に到着。

すぐ近くの猪野さんのお宅にお邪魔しました。




数々の受賞歴。

少しお話を伺って早速田んぼに移動します。






あのさ・・・。山形スピード!

置いて行かれる私(笑)

農家さんって、熱い!

本当に熱い!




岡崎にも田んぼはあります。

でも、店で扱っているお米の「ふるさと」だと思うと

思い入れているる感情が高鳴ってきます。

私がひとりで歩き回っていても気にせず熱い論議が続いています(笑)





手持無沙汰




糸トンボ




無農薬の田んぼに掛けられている雑草防止のシート




この水路の草もこれから自力で刈るそうですが、

そこにもちょっとしたこだわりがあったりします。


尽きない話に時々参戦しているとあっという間に時間が流れ

「風呂行きますか?」

と、裸の付き合いを挟んで

本日の宿「ゆうきの里」へ




このあと延々26時まで

白熱授業は続いたのでありました。
  


Posted by 配達する米屋 六名米穀店